2010年 08月 05日
映画40 「氷雪の門」 |
「氷雪の門」はここに書いてあるように
1974年の作品でソ連からの横槍が入って公開されなかったと言うことです
映画は稚内の樺太を望む海岸に立つ「氷雪の門」と言う石碑のの説明から始まります
その石碑のところには多くの観光客が訪れています
そして物語は1945年の8月にさか上ります
当時南樺太は日本の領土で多くの日本陣が暮らしていて
岡田と言う樺太の中心都市の郵便局では若い娘さんたちが
電話の交換士として働いていました
8月になるとソ連の飛行機が姿を見せるようになり
不穏な空気が漂うはじめます
そして9日長崎に原爆が落とされた日に
ソ連が国境を越えて日本の領土に侵攻してきます
国境付近の住民は交通機関が間に合わないので
徒歩で南への逃避行を始めます
そして15日日本は無条件降伏をしますが
ソ連はそれを認めず侵攻を続けます
日本軍は無条件降伏をしたので武力で対応できません
日本軍司令官はソ連軍に武力行使をしないように申し込みますが
ソ連軍は取り合いません
前線の部隊長は白旗を掲げてソ連軍に武力行使とやめるように交渉に行きますが
問答無用で撃ち殺されてしまいます
ソ連軍は街にも侵攻してきて無抵抗の住民も
手当たり次第に撃ち殺していきます
そんな中岡田の郵便局でも女子は早く内地に疎開するようにと
局長が言いますが
交換士の娘たちは
私たちがいなくなったら誰が電話をつなぐのですか
私たちが電話を守ります
と言って残ります
そしてそこにもソ連軍は侵攻してきて窓の外にはソ連軍が
建物には砲弾が炸裂して
電話の回線もほとんど繋がらなくなってしまいます
最後に残った内地との回線に向かって
「さようなら、これが最後の通信です」と言って
最後まで残った娘さんたちは亡くなっていきます
僕たちは戦争の被害者と言うときに何千人、何万人と言ってしまいますが
その一人一人に家族がいて
恋人がいたり、兄弟がいたり、友達がいたり、妻がいたり、夫がいたり
そして流された涙の一つ一つに心を通わせる事をしないと
どこかで戦争は他人事になってしまって
なかなか戦争は無くならないだろうと思いました 4,5点
by ichiichik
| 2010-08-05 17:46
| 映画
|
Comments(8)
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ムー
at 2010-08-05 19:56
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ソ連・ロシアは許せませんね
日本は賠償請求するべきですね
日本は賠償請求するべきですね
0
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紅ちゃん
at 2010-08-05 22:06
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tagu
at 2010-08-06 08:14
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ichiichik at 2010-08-06 17:29
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ichiichik at 2010-08-06 17:30
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ichiichik at 2010-08-06 17:32
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tatamiyamoto at 2010-08-06 20:30
もう少しこのへんのことを、詳しく学校の歴史の授業でとりあげるべきだと思っていました。本当に勉強するべきことを学校というところはとりあげません。残念です。
初めまして。liliaと申します。
昨日、靖国神社に参拝しまして、遊就館の上映会にて、この映画を観て来ました。
ずっと封印されてたなんて、、酷い!!
真実じゃないか〜。
戦争は絶対良く無い。反対だ。
でもあの頃の、日本人のメンタリテイには、今の現代人は見習うべきところがあります。
俳優さん達の演技も、今の軽いものとは雲泥の差でした。
とても良い映画でした。こういうの、学校教育で取り上げるべきなのに、、今は教育の現場が狂ってますからねえ。
またお邪魔致します。
ありがとうございました!
昨日、靖国神社に参拝しまして、遊就館の上映会にて、この映画を観て来ました。
ずっと封印されてたなんて、、酷い!!
真実じゃないか〜。
戦争は絶対良く無い。反対だ。
でもあの頃の、日本人のメンタリテイには、今の現代人は見習うべきところがあります。
俳優さん達の演技も、今の軽いものとは雲泥の差でした。
とても良い映画でした。こういうの、学校教育で取り上げるべきなのに、、今は教育の現場が狂ってますからねえ。
またお邪魔致します。
ありがとうございました!