2012年 11月 02日
映画21 のぼうの城 |
今日は仕事にいくことになっていたお宅の近くでお葬式が出来たとかで
庭の仕事はまたにして欲しいとの電話があって時間が空いたので
のぼうの城を見に行ってきました
僕もそのうちの一人ですが年の行った男性でほぼ満席でした
この物語は実際にあった話だそうで
現在も埼玉県行田市には石田光成が城攻めのときに作ったといわれる堤の一部や
当時の城だったところにちなんだ地名が残っていて
当時石田光成が陣を構えた古墳には桜が満開でそこを園児たちが保母さんと手を繋いで歩いています
兵隊たちに踏み荒らされた田んぼは今は綺麗に稲穂をそろえ田んぼのあぜを小学生が歩いています
映画の最後にはそんな平和な風景画流れます
この物語は羽柴秀吉軍による北条氏を攻める物語で
この攻められるほうの城は北条氏の出城のひとつです
城主は本城のほうの応援に軍勢を引き連れて出て行って
残って城を守るのは「のぼうさま」と百姓町民からも呼ばれている成田長親(野村満斉)です
「のぼう」とは「でくのぼう」のことで「でく」は付けるでないぞと言われています
いつも城から出て百姓の所へ言って子供たちと遊んでいます
人望はありますがとても戦が出来るようには見えません
光成は2万の軍勢を引き連れて「忍城」(おしじょう)を取り囲みます
長親のほうの軍勢は500人です
光成はこれは戦わずして簡単に白旗を上げるであろうと軍使を送って
城を明け渡すように言い伝えます
忍城の重臣たちもこれでは戦にならないので城を明け渡すしかないと長親に言っていたのですが
軍使の態度があまりに横柄だったのに怒った長親は
「降伏するのやめた」と言って2万対500の戦いが始まります
北海道に広大なオープンセットを作って撮影したという話で
いささかやりすぎの感もありましたが
スケールの大きな映画になっています
でも大味ではなく細かいところにも気持ちが入っていました
そして大変上等な喜劇にもなっていました
喜劇と言ってもお笑い芸人が笑わせる喜劇ではなく
上等な落語を聴くような笑いです
客席でもよく笑い声が聞こえていました
前回の肩のこるような映画ではなく肩のこらない映画です
城下の街角に人が集まっているようなところに放し飼いの鶏が走り回っていましたが
こんなところにもこだわりを感じました 5点
映画の内容ではありませんが
隣の席は僕より年の行った男性でした
映画もクライマックスに差し掛かった頃にどうしたことか席を立ちました
静かに出て行ってくれればまだ良かったのですが
出て行きかけて又戻ってきて
俺の帽子が無いどこに行ったんだと言って
暗闇の中で手探りで探し回りますがなかなか見つかりません
映画はクライマックスですが隣では帽子を探してうずくまってがさごそやっています
財布落としたならまだわかりますが
帽子落としたってどういうことでしょうか
年はとりたくないなーと思いましたが
人事だとは言っていられない年齢にもなっています
by ichiichik
| 2012-11-02 17:32
| 映画
|
Comments(12)
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エンドウマメ
at 2012-11-02 18:36
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前評判は、結構よかった映画です。 時代劇は好きなので
久しぶりに、見に行こうと思える映画。 週末は行けないけど。
久しぶりに、見に行こうと思える映画。 週末は行けないけど。
0
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tagu
at 2012-11-02 19:31
x
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BE
at 2012-11-02 20:27
x
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S.SHIN
at 2012-11-02 20:30
x
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紅ちゃん
at 2012-11-02 22:05
x
とても面白そうな映画ですね。
久しぶりに映画館行こうかな。
久しぶりに映画館行こうかな。
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まつお
at 2012-11-03 10:43
x
映画の地元、当時は水浸しになった場所で働いています
3.11の津波被害者に配慮して公開を一年延ばしましたので
まさに満を侍しての公開となり、行田市はもとより
県知事も声援を送っています
映画館だけではなく、埼玉にも遊びに来てください
3.11の津波被害者に配慮して公開を一年延ばしましたので
まさに満を侍しての公開となり、行田市はもとより
県知事も声援を送っています
映画館だけではなく、埼玉にも遊びに来てください
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ichiichik at 2012-11-03 15:53
エンドウマメさま
見に行って損はないと思います
見に行って損はないと思います
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ichiichik at 2012-11-03 15:55
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ichiichik at 2012-11-03 15:56
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ichiichik at 2012-11-03 16:00
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ichiichik at 2012-11-03 16:01
紅さま
1年に1度くらいは映画も良いものですよ
1年に1度くらいは映画も良いものですよ
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ichiichik at 2012-11-03 16:07
まつおさま
この映画の地元でしたか
確かに津波の被害者にはつらい映像が出てきましたが
あの映像はやりすぎでした
昔の水攻めはあんなふうにはならなかったと思います
埼玉県は通り過ぎただけで一度も行ったことがありません
行ってみたいところになりました
この長親という人は晩年は名古屋で暮らして
名古屋の大須辺りで亡くなっているそうで
なんかつながりを感じました
この映画の地元でしたか
確かに津波の被害者にはつらい映像が出てきましたが
あの映像はやりすぎでした
昔の水攻めはあんなふうにはならなかったと思います
埼玉県は通り過ぎただけで一度も行ったことがありません
行ってみたいところになりました
この長親という人は晩年は名古屋で暮らして
名古屋の大須辺りで亡くなっているそうで
なんかつながりを感じました