2013年 06月 04日
演劇 蒼い空友の呼ぶ声 |
作・演出 木村 快
音楽 福沢 達郎
音楽の福沢さんです
福沢さんは黒坂黒太郎さんと一緒に清内路には何度かコンサートに来ているそうで
福沢さんが音楽ならぜひ本人に来ていただきたいとの地元の人の要望で生演奏で
生演奏での芝居は初めての事だそうです
普通の場合は録音したものを流しています
主人公はこの老人
特攻隊の生き残りで82歳になる
家ではほとんど話をしない頑固者
ある日急に神戸に行くと言ってかばんひとつ持って家を出て行く
家族はおじいさんいよいよぼけてきたのではと心配して娘が後を追いかける
娘はこの人
老人は神戸に来て財布を落として困っていた女性を助ける
女性は震災ボランティアをしている
おじいさん神戸に何しに見えたのですか何かお手伝いしましょうか
俺は若いものの手は借りん余計なお世話だほおって置いてくれ
ボランティアの二人
困った頑固親父だかそのままにしておくわけにもいかず
女性はいろいろ話しかける
どうやらこの老人は大きな木のある公園を探しているらしい
老人が言うには
まだ学生だったころ学徒動員で海軍に配属になった
神戸に住んでいた同級生の親友と出征前に公園の大きな木下でなぜ死んでいくのかという話をした
そして海軍に入り特攻隊になった
自分に出撃命令が出たが出撃の朝飛行機の調子がおかしくなって
代わりに親友が出撃して行って沖縄の海に消えていった
その出撃が最後の出撃になって敗戦になってしまって俺は生き残ってしまった
親友はもしお前が生きて帰るような事があったらこの辞書を妹に届けてくれと言って
1冊の辞書を託されたのだが
そのうちにと思っているうちのこんな年になってしまった
妹さんの家を探したいと言うのだが神戸は震災でほとんどの家が倒れてしまっているので
お墓を探してみようと言う事になり
ボランティアの二人が手を尽くしてお墓を探してくれた
お墓には親友の名前と彼の兄貴の名前兄はフィリピンで戦死していた
母親の名前と妹さんの名前も妹さんは2年前に亡くなっていた
もう少し早く来ていたらと老人は嘆き
彼も国のためにと言って死んでいったんだと昔話を始める
国っていったいなんですかと若い娘が問いかける
国のために死んでいくって拒否する事は出来なかったんですか
それは難しかったねー町内会が総出で万歳万歳と言って送りでしてくれるんだいやだなんてことは言えなかったねー
国のためなんて言っていたけれどほんとのところ国なんて良くわからなかった
国と言うより世間のために死んでいったのかもしれないねー
あの戦争が終わったとき
戦争ってなんだったのか国って言うのはなんだったのかしっかり反省すべきだったんだ
でもこの国は反省することなく反映に向かって突き進んでしまった
これからも政治家は反省できないだろう
この国は世間が有って国の無い変な国になってしまった
国っていったい何なのかこれが作者からのメッセージでしょうか
でも作者は国とはこうあるべきだということは言っていません
それは一人一人が考えることだと言うことでしょう
生きがいを無くした老人だったが
ボランティアの人から私たちはあの戦争が何だったのかもう一度知る必要が有ります
ぜひ私たちのところに来てお話を聞かせてくださいと
わずかばかりだが希望を感じさせて劇は終わりました
果たして国っていったいなんでしょうか
漫画家のやくみつるさんがテレビで言っていました
国を守るって言いますが国っていったいなんでしょうか
国と言うのが為政者が為政者であるための形だとしたら
そんな物はくそくらえです
戦争が無く平和に暮らせるんだったら僕はどこかの属国になったってかまわない
これもひとつの考え方でしょう
ほかの人の的外れは国防論よりはしっかり的を突いていたと思いました
音楽 福沢 達郎
音楽の福沢さんです
福沢さんは黒坂黒太郎さんと一緒に清内路には何度かコンサートに来ているそうで
福沢さんが音楽ならぜひ本人に来ていただきたいとの地元の人の要望で生演奏で
生演奏での芝居は初めての事だそうです
普通の場合は録音したものを流しています
主人公はこの老人
特攻隊の生き残りで82歳になる
家ではほとんど話をしない頑固者
ある日急に神戸に行くと言ってかばんひとつ持って家を出て行く
家族はおじいさんいよいよぼけてきたのではと心配して娘が後を追いかける
娘はこの人
老人は神戸に来て財布を落として困っていた女性を助ける
女性は震災ボランティアをしている
おじいさん神戸に何しに見えたのですか何かお手伝いしましょうか
俺は若いものの手は借りん余計なお世話だほおって置いてくれ
ボランティアの二人
困った頑固親父だかそのままにしておくわけにもいかず
女性はいろいろ話しかける
どうやらこの老人は大きな木のある公園を探しているらしい
老人が言うには
まだ学生だったころ学徒動員で海軍に配属になった
神戸に住んでいた同級生の親友と出征前に公園の大きな木下でなぜ死んでいくのかという話をした
そして海軍に入り特攻隊になった
自分に出撃命令が出たが出撃の朝飛行機の調子がおかしくなって
代わりに親友が出撃して行って沖縄の海に消えていった
その出撃が最後の出撃になって敗戦になってしまって俺は生き残ってしまった
親友はもしお前が生きて帰るような事があったらこの辞書を妹に届けてくれと言って
1冊の辞書を託されたのだが
そのうちにと思っているうちのこんな年になってしまった
妹さんの家を探したいと言うのだが神戸は震災でほとんどの家が倒れてしまっているので
お墓を探してみようと言う事になり
ボランティアの二人が手を尽くしてお墓を探してくれた
お墓には親友の名前と彼の兄貴の名前兄はフィリピンで戦死していた
母親の名前と妹さんの名前も妹さんは2年前に亡くなっていた
もう少し早く来ていたらと老人は嘆き
彼も国のためにと言って死んでいったんだと昔話を始める
国っていったいなんですかと若い娘が問いかける
国のために死んでいくって拒否する事は出来なかったんですか
それは難しかったねー町内会が総出で万歳万歳と言って送りでしてくれるんだいやだなんてことは言えなかったねー
国のためなんて言っていたけれどほんとのところ国なんて良くわからなかった
国と言うより世間のために死んでいったのかもしれないねー
あの戦争が終わったとき
戦争ってなんだったのか国って言うのはなんだったのかしっかり反省すべきだったんだ
でもこの国は反省することなく反映に向かって突き進んでしまった
これからも政治家は反省できないだろう
この国は世間が有って国の無い変な国になってしまった
国っていったい何なのかこれが作者からのメッセージでしょうか
でも作者は国とはこうあるべきだということは言っていません
それは一人一人が考えることだと言うことでしょう
生きがいを無くした老人だったが
ボランティアの人から私たちはあの戦争が何だったのかもう一度知る必要が有ります
ぜひ私たちのところに来てお話を聞かせてくださいと
わずかばかりだが希望を感じさせて劇は終わりました
果たして国っていったいなんでしょうか
漫画家のやくみつるさんがテレビで言っていました
国を守るって言いますが国っていったいなんでしょうか
国と言うのが為政者が為政者であるための形だとしたら
そんな物はくそくらえです
戦争が無く平和に暮らせるんだったら僕はどこかの属国になったってかまわない
これもひとつの考え方でしょう
ほかの人の的外れは国防論よりはしっかり的を突いていたと思いました
by ichiichik
| 2013-06-04 18:32
| 映画
|
Comments(10)
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by
エンドウマメ
at 2013-06-04 19:03
x
黒坂正文さんと呼ばれていた頃の、レコードを持っています。
政治家の為の国では無く、国民の為の国なのだ。 虚しく感じるけど。
政治家の為の国では無く、国民の為の国なのだ。 虚しく感じるけど。
0
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大棟梁
at 2013-06-04 22:15
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S.SHIN
at 2013-06-04 22:46
x
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紅ちゃん
at 2013-06-05 13:39
x
うちの両親も戦争で大切な家族を失い
ずっと戦争だけはしてないけないと訴えてました。
国を守るということは国民の命を守ること
国の自然を守るということではないでしょうか。
防衛軍にしても原発にしても真逆の方向に向かっています。
ずっと戦争だけはしてないけないと訴えてました。
国を守るということは国民の命を守ること
国の自然を守るということではないでしょうか。
防衛軍にしても原発にしても真逆の方向に向かっています。
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tagu
at 2013-06-05 16:33
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by
ichiichik at 2013-06-06 16:04
エンドウマメさま
黒坂正文さんのレコードを持っているなんてさすがです
黒坂正文さんのレコードを持っているなんてさすがです
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ichiichik at 2013-06-06 16:05
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ichiichik at 2013-06-06 16:07
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ichiichik at 2013-06-06 16:12
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ichiichik at 2013-06-06 16:14