2008年 08月 19日
映画40 蟻の兵隊 |
この映画はドキュメンタリー映画です
日本は8月15日に敗戦の日を向かえ武装解除されるのですが
その後も中国山西省に残って戦争を続けた2600人の日本兵がいました
そのうち550人は戦死をし700人以上が捕虜になっています
この映画は生きて帰ってきた13人が軍人恩給の支給を求めて裁判を起こし
その証人を求めて歩き裁判を続けていく過程がえがかれています
なぜこんな事になったかと言うと
日本は戦争に負けますが現地山西省の部隊の指導者は
山西省の地下資源の利権を失いたくないと思い日本の戦後復興にこの地下資源を役立てるためにもこのまま軍事力を保っていたいと考えます
中国は日本との戦争が終わると共産党軍と国民党軍の内戦状態になります
山西省の国民党軍は共産党軍に対抗するために日本軍の手助けを必要とします
両者の思惑が一致して日本軍が残ることになります
生き残った人たちは上官の命令で残って戦ったのだから軍人恩給を支給してほしいと訴えたのですが
国の立場としてはポツダム宣言を受諾して軍隊の武装解除をしているので
それ以後日本に軍隊は存在していないので
あなたたちは勝手に残ったものとみなすと言うことで
最高裁まで争いましたが訴えは認められませんでした。
この映画を見て始めてそういう事があったことを知りました 4点
by ichiichik
| 2008-08-19 20:17
| 映画
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