2012年 06月 18日
映画13 11.25自決の日 |
若松孝二監督が作った三島由紀夫の物語です
60年代後半の日本全体が騒然としている時期に
三島由紀夫lは軍隊こそが日本を救う思います
そして私的な軍隊もどきの盾の会を作り若者を集め
そして最後は自決して行きます
映画はその過程を克明に描いています
僕も同じ時代をすごしてきました
学生運動に走った同級生もいました
三島由紀夫が盾の会を作ったことも知っています
そのときの僕は覚めた目で見ていました
盾の会の様な私的な軍隊を作ってみたところで日本は変わらないと思いました
学生運動でゲバ棒を振り回したところで日本は変わらないと思いました
日本を変えようと思ったら地に付いた地道な努力が必要だと思っていました
しかし当時の学生達は熱病におかされたかのように日本が変わるんだと言っていました
そういう人たちに変なことを言うと何をされるかわからないので黙ってみていました
映画の最後で5年が過ぎてというテロップが流れて
残された三島由紀夫の妻がぽつりと言います
「結局何も変わらなかったのね」
三島由紀夫は自衛隊の決起を叫びましたが何も起こりませんでした
連合赤軍は仲間を殺しただけで何も変えられませんでした
僕は落ちこぼれの凡人でしたが
ここに集まった人たちは高学歴の人達ばかりです
なぜ周りが見えなくなってしまうのでしょうか
オームでサリンを作って撒いたのも高学歴の人達でした
それで国が変わったのでしょうか
みんな日本を変えるんだと叫んでいましたが
結果はあまりにお粗末でした
民主党も日本を変えるんだと叫んで政権に就きましたが
まだ結果は出ていません
三島由紀夫の妻のつぶやきが心に残りました
60年代の騒然とした時代は今につながっています
色々考えさせられる映画になっていたと思います 4点
by ichiichik
| 2012-06-18 18:52
| 映画
|
Comments(6)
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エンドウマメ
at 2012-06-18 19:30
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本当は、切腹なんかしたくなかったのでしょうね。 あの場所で
自衛隊員が鼓舞すると思っていたのに、醒めて野次った事に対し
失望を覚えたのでしょう。 後に引けなかった・・・クーデターが
起こると思っていたのでしょう。 レンタルが始まったら、借りよう。
自衛隊員が鼓舞すると思っていたのに、醒めて野次った事に対し
失望を覚えたのでしょう。 後に引けなかった・・・クーデターが
起こると思っていたのでしょう。 レンタルが始まったら、借りよう。
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S.SHIN
at 2012-06-19 00:16
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ぼくは我夢土下座で歌い続けていきます!
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紅ちゃん
at 2012-06-19 11:19
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ichiichik at 2012-06-19 16:47
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ichiichik at 2012-06-19 16:48
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ichiichik at 2012-06-19 16:51