2012年 10月 29日
映画20 終の信託 |

主人公の草刈民代さんは東大卒の呼吸器科の女医さんです
役所宏司さんは喘息の患者さんです長いことこの先生にかかっています
浅野忠信さんはこの女医さんの不倫相手です
大沢たかおさんは女医さんを起訴する検察官です
この患者さんは年々喘息の発作がひどくなってきていて
60歳過ぎてこの先長くない事を感じはじめています
女医さんは不倫関係にあった先輩医師から「僕結婚するなんていいましたっけ」
と冷たい言葉をかけられて捨てられて生きていく希望を失います
心の病んだ医師と体が病んだ患者とが
医師と患者の関係を超えてつながっていきます
そして患者はいつかもう駄目となった時には
管につながれた生きている肉の塊になるよりは楽に死なせて欲しい
先生だけが頼りですお願いしますと言い
女医もわかりましたと答えますが
しばらくして患者が救急車で運ばれてきます
心配停止状態でしたが何とか人工呼吸器を取り付けて心臓は動き始めました
しかし意識は戻りません
女医さんは患者との約束を守り人工呼吸器を取り外します
それから3年たって
その時の行為が殺人罪に当たるとして起訴されてしまいます
このことについてどう思うかは人それぞれ考え方があると思います
簡単に結論の出せることでは無いでしょう
草刈さんの歩き方は女医さんではなくバレリーナの歩き方でしたが
年相応の疲れた女医さんは綺麗でした 4点
ここから先は僕の考えです
ここに出てきた人はみんな間違っています
検察官は自分が正義だと言ってお前は人殺しだとののしりますが
正義の基準はその時々変わります
ナチスの行為も当時は正義でしたしポルポトも正義でしたし毛沢東も正義でした
検察は正義を振りかざしてはいけません
法律に対して違反行為があったかなかったかを冷静に判断すればよいのです
それ以上でも以下も無いと思います
医者は命を助けるとよく言います
はたして命は助かるのでしょうか
一度生まれた命は必ず死んでいきます
これはどうしようもないことです
死を先送りにすることは出来ても死から逃れることは出来ません
究極を考えれば医師が出来ることは患者や家族が納得できる死を与えることではないかと思います
僕は臓器移植やIPSも否定しません
それで患者や家族が納得して死んでいけるならやって良いと思います
患者も間違っています
楽に死んでいきたかったら病院になんかに行ってはいけません
病院に行かなかったら楽に死んで行けます
これは母親を看取ってつくづくそう思いました
自分の家の自分の部屋で最後の介護をしましたが
母親は末期がんでしたが痛いとも苦しいとも言うことなく
楽に綺麗に毎日すやすや寝ているだけで旅立って行けました
これは僕の考えです
賛成してくれとかわかってくれとか言うものではありません
人それぞれの考え方があってよいと思います
by ichiichik
| 2012-10-29 17:32
| 映画
|
Comments(10)

終の住み家・・・考えてしまいます。 病院で管に繋がれて
動けないのも、悲しい。 胃瘻の問題も、これから切実に
なって来るのかも知れません。 自分の事に置き換えて、両親を
介護して行く事になりそうです。 草刈民代さんの、ファンです。
動けないのも、悲しい。 胃瘻の問題も、これから切実に
なって来るのかも知れません。 自分の事に置き換えて、両親を
介護して行く事になりそうです。 草刈民代さんの、ファンです。

周防監督は久しぶりの映画でしょうか。
今回はかなりシリアスな内容みたいですが
ぼくはどちらかというと「しこふんじゃった」みたいなのが好きです。
今回はかなりシリアスな内容みたいですが
ぼくはどちらかというと「しこふんじゃった」みたいなのが好きです。

私が死ぬ時には見苦しいぐらいに
のたうちまわって死ぬような気がします
出来れば安楽死を願いたいものです。
のたうちまわって死ぬような気がします
出来れば安楽死を願いたいものです。

保険証の裏に臓器移植について書かれてますが、
まだ記入できていません。
家族で話し合う機会を持ったほうがいいかもしれません。
まだ記入できていません。
家族で話し合う機会を持ったほうがいいかもしれません。

私は本格的な喘息ではありませんが、花粉症の延長で喘息症状を起こすことがあります。ひどくなると息が出来なくなってとても苦しいです。
それから、経験がありますが、耐えがたい痛みももの凄い苦痛です。場合によれば気絶するかも知れません。生と死の境を行き来している時は、もうその段階を通り超えているのでしょうけれど、まだ生に未練の強い私にはその苦痛はきっと耐えがたいものだと思います。
本人も辛いですけれど、周囲にいる者も同様に辛いことでしょう。
生まれた以上は必ずお迎えが来ます。出来れば老衰で自分の家の畳の上で寝ている間にそっと行きたいものです。
それから、経験がありますが、耐えがたい痛みももの凄い苦痛です。場合によれば気絶するかも知れません。生と死の境を行き来している時は、もうその段階を通り超えているのでしょうけれど、まだ生に未練の強い私にはその苦痛はきっと耐えがたいものだと思います。
本人も辛いですけれど、周囲にいる者も同様に辛いことでしょう。
生まれた以上は必ずお迎えが来ます。出来れば老衰で自分の家の畳の上で寝ている間にそっと行きたいものです。
エンドウマメさま
この映画で草刈さんのヌードが見られますよ
この映画で草刈さんのヌードが見られますよ
紅さま
確かにこういう深刻な映画は見ていて疲れます
笑える映画のほうが見ていて楽です
確かにこういう深刻な映画は見ていて疲れます
笑える映画のほうが見ていて楽です
taguさま
僕も楽に死んで生きたいので
普段から人に迷惑かけたりしないように心がけています
僕も楽に死んで生きたいので
普段から人に迷惑かけたりしないように心がけています
大棟梁さま
身内に深刻な病気の人がいたりすると切実な問題ですが
そうでないとやっぱり人事になってしまいます
身内に深刻な病気の人がいたりすると切実な問題ですが
そうでないとやっぱり人事になってしまいます
nazaさま
花粉症大変ですねー
僕も30代の頃花粉症で1日でティッシュ一箱使うくらいでしたが
自分で完全に治しましたので
今はもうなんともありません
花粉症つらいですお大事にしてください
花粉症大変ですねー
僕も30代の頃花粉症で1日でティッシュ一箱使うくらいでしたが
自分で完全に治しましたので
今はもうなんともありません
花粉症つらいですお大事にしてください