映画22 緑はよみがえる

連休家にじっとしているのもなんですから名古屋まで

とても良い天気で栄公園ではアースデーだと言う事でいろんな店が並んでいました


そして今日の映画は名演会館です

緑はよみがえる

舞台はイタリア雪のアルプス山中
第1次大戦の前線部隊です
雪深い所で塹壕基地を構えて目の前の敵と対しています
映画はずーっと暗いです
セリフはひそひそ声です
当然前線基地でいつ相手から弾が飛んで来るのか判らない所ですから
陽気になんかできるわけはありません
綺麗なアルプスに風景をバックにして
人と人が殺しあう人間の愚かさのようなものが伝わって来ます
お偉いさん方は自由を守るためだとか国を守るためだとか言いますが
最前線で敵と相対して命の危険にさらされて
殺さなかったら殺されると言う所に押し出されたら
人間悲惨なことになってしまいます
人間であることを捨てて殺し屋になるのか
人間であることにこだわって殺されて行くのか
どちらの選択も結果悲惨な事です
映画の最後の所で兵士がつぶやきます
「難しくとも、人を赦す事が出来るのが本当に人間なんだ」と　　　5点

僕の親父も戦争に行って来ました
長男は戦死しました次男は精神を病んで除隊してきて行方不明になりました
親父の戦争は自慢話ばかりでした
テレビで戦争は悲惨だなんて言っていると
テレビに向かって戦争は悪い事ばかりじゃないと怒鳴っていました
まあそういう人がいて自民党を支えていますので安倍さんも力強いのではないかと思いますが
戦争が面白かったと言う人はそれはそれで精神を病んでいるのかもしれないなーと思います